この「就職・試験対策」は、大学生又は新卒者向けに設定されています。
就職試験は、大きく(1)筆記試験と(2)人物試験に大別されます。
(1)ここで筆記試験とは、言語能力試験(語句・文章理解分野)、非言語能力試験(数的処理分野)、一般教養試験(社会科学・人文科学・自然科学・時事問題分野)などを指し、ペーパー試験・ペーパーレス試験(WEB試験)として就職希望者に課されています。筆記試験の内容は、職務遂行上の即戦力としての基礎学力が備わっているか否かを試験します。一般に「中学生までの学力があれば、社会人として十分な基礎教養を身に付けている」といわれていますから、試験内容も小学生から中学生までに学習した内容が出題されます。一部に高校生の基礎学力が含まれますが、ごく一部です。
大学生になると、多くの学生諸君が記憶の中に忘れ去ってしまっている事と思います。その記憶を呼び起こし、錆びついた部分を修復し、欠落してしまった部分を補充し、即戦力として現実に使用できるアイテムitemに磨き上げる必要があります。
この筆記試験対策コースでは、徹底したブラッシュアップを図り、自らの社会人基礎能力(基礎学力)を形成します。
※ 就職試験で筆記試験を課す企業では、企業が(1)筆記試験の得点数を「足切」に使用しています。最低限の学力を設定して、その点数以上なければ、(2)人物試験による人物考査をしません。筆記試験を課さない企業は、特殊な技能を就職希望者に求めている企業か、或いは学力を必要としない職種に限定されるようです。または、出身大学による枠を設けているようです。
(2)ここで人物試験とは、社会人としての人間性(対応力・成熟度)を考査するもので、適性試験、論作文試験、集団討論、集団面接(グループワークを含む)、個別面接(会食を含む)などが実施されています。適性試験は、何回か練習することで慣れが生じ、意欲ある者(高い関心を持つ者)であれば、適切な選択肢を選択できるようになります。適切な選択肢を選択することで、あなた自身を適切に表現したいものです。一番困るのは、あなたの適性に合った選択肢を、思い違いや価値観の未整理により適切に選択・表現できない点です。人事担当の評価者は、書面に現れた「あなた」を評価します。この点、論作文や他の人物試験と同じです。適切にあなたの情報を発信しなければなりません。もし、不適切な情報を発信してしまうと、そこに発信された人物像を相手(面接担当者等)が受け取り、誤解されたあなたを理解してしまいます。それが「素敵な勘違い」なら非常にうれしいのですが(採用された後で担当者が気付くのでしょうけれども・・・)。そのときは、素敵なあなたに変身しましょう。